かれこれ4年前になります。大阪総合デザイン専門学校のフィギュア学科の皆さまのご協力のもと、メガホンのコーポレートキャラクター「めがみ」を立体化するプロジェクトがスタートしました。
産学連携プロジェクトの一環として授業の課題に取り入れていただき、学生の皆さまにフィギュアを作っていただきました。
メガホンで作成した2Dイラストをもとに、下描きするようにまずは粘土でかたちを作り上げ、ある程度かたちが整った段階で3Dスキャンしてデータ化します。その3DデータをZbrushというソフトでディテールを調整して、最後に3Dプリンターで出力、仕上げの研磨と塗装を行い完成という流れです。最近ではデジタル化が進んでいて仕上げ以外はすべてデジタルで行うそうです。フィギュア業界にもデジタル化の波が…
フローを見ると簡単そうなのですが、もとのイラストが2Dですので、描かれていない後頭部や背中、お尻などは想像で補っていく必要があり、つくり手の人体への理解とイマジネーションが求められる作業でした。それをフィギュアの勉強を始めて1年目の学生の皆さまが、時間をかけこだわり抜いて作り上げてくれました。ただただ感動するばかりです。
さる9月18日に最後の1体が納品され5体すべてが揃いました。
4年の歳月をかけたフィギュアプロジェクトはこれにて完結です。
制作にご協力いただいた皆さまに感謝申し上げます!
本当にありがとうございました。
次のプロジェクトはまだ考え中です。またブログでお知らせします。