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5G到来で加速する新時代の動画マーケティングとは?

5G到来で加速する新時代の動画マーケティングとは?

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5G到来で加速する新時代の動画マーケティングとは?

通信会社のテレビCMなどで盛んに伝えられる「5G」とは何か?その普及によって、動画を使ったマーケティングにどのような変化が起きるのか?「5G」の持つポテンシャルと「動画」の可能性を紐解きながら、時代の乗り遅れることなくビジネスを飛躍させるために知っておきたいポイントをご紹介します。

5G到来で5,000億円を超える動画広告市場へ

「動画」と聞いてまず思い浮かぶほど人々の間で認知されているのがYouTube。ここで公開されている動画コンテンツには、動画の広告が入ります。以前は広告予算が潤沢な大手企業がテレビと同じCMを流していましたが、最近はYouTube専用の動画広告を流したり、スキップされないようにユニークな動画を配信するなど、大手以外の企業も続々参入して、試行錯誤を繰り返しているのが現状です。

あるリサーチ会社の2018年調査のデータによると、関東の生活者のうち66.1%がYouTubeを利用しており、50代以上の利用も大きく伸びています。また、広告会社の調査によると、2018年の動画広告市場は1,737億円。今後については2020年に3,000億円を超え、2023年には5,000億円以上になると見込まれており、動画広告が広告費のかなりの割合を占めることになりそうです。さらにGoogleによる調査によると、「買い物の前に動画を探す」と回答した人が全体の50%を超え、サイトやアプリでハウツー動画を見られる企業に対して約53%のスマホユーザーが「好感が持てる」と回答するなど、人の消費行動と動画の関係性の深さがうかがえます。
新世代の通信システム「5G」によって飛躍的に動画配信の環境が整えば、さらに動画市場が活況になることでしょう。この5Gは人々がパソコンやスマートフォンでの閲覧を快適にするだけではなく、電車の車内にあるテレビ広告や街頭のデジタルサイネージにも影響を与え、オンライン、オフラインの両面で人と動画を結びつける大きな役割を果たすのです。

新たな移動通信システム「5G」で何が変わる?

2020年から通信キャリアで「5G」によるサービス提供が行われています。これまでの4Gに比べて、高速化され大容量の通信が可能となり、タイムラグが起きない低遅延、多くの端末で同時接続できる点も特徴で、ユーザーが集中して動画の再生速度が落ちるような現象はなくなるでしょう。

5Gによって実現する未来を少し紹介してみましょう。例えばVR技術を使ったスポーツ観戦は、遠隔地にいてもすぐそばに躍動する選手を体感できるリアリティを観客に提供します。より正確で素早いデータ送信が叶うことで、安全性が求められる車の自動運転や医師が離れた場所の患者を治療する遠隔医療、ドローンによる自動農作業も行えるようになるでしょう。無人店舗で買い物をして、出口を出る時に自動決済できたり、外国人とのスピーディーな翻訳で会話をしたり、日常の行動もよりスムーズに。これまではSF映画の世界でしか味わえなかった立体ホログラムもいよいよ数年先には現実のものになる見込みで、離れた場所にいるミュージシャンがセッションを行ったり、複数の教室の生徒が合同で授業を受けたり、離れた場所にいる恋人同士が目の前にいるかのように会話できるなど、夢は広がるばかりです。

こうしたテクノロジーの発展は、人々の未来を明るく照らし、大きな期待感を生んでいます。企業がプロモーションやマーケティング活動を行う際、5G時代を見据えて動画を活用するのはもはや常識となっていくはず。それほど5Gの持つ影響力は大きなものだといえるのです。

5Gが注目される3つのポイント

それではその5Gの特徴である「高速・大容量」「低遅延」「多数同時接続」の仕組みを解説していきます。

高速・大容量

「高速・大容量」の背景には通信技術の発展があります。これにより、4Gの通信速度は最大で1Gbpsだったのに対し、5Gでは最大10~20Gbpsになると言われています。大容量のデータを瞬時に送れるようになり、先ほど紹介した総務省の動画に登場するVR映像や、オンラインでの遠隔医療などが実現するのです。

低遅延

「低遅延」は通信中に発生する遅れを抑えることで、4K・8Kなどの高画質の映像での少ないタイムラグで配信できるようになります。また、安全性の求められる車の自動運転やドローンの操縦などもこの技術があってこそ叶えられるものです。

多数同時接続

「多数同時接続」は、スマートフォンなどの端末と基地局の通信をシンプルにして、同時接続数を多くする技術が鍵となっています。理論的には4Gの約10倍の端末が接続可能になり、人の集まる駅、空港、スポーツや音楽のライブ会場で、スマートフォンを快適に使えるようになります。

5Gのこの3つの特徴である「高速・大容量」「低遅延」「多数同時接続」は、ビジネスの現場も大きく変えていくことが期待されています。

5Gの普及で動画はさらに人と近くなる

5Gによる通信環境の改善は、動画をさらに日常的なコンテンツにしていくことでしょう。人々の生活に欠かせなくなっているSNSから見ていきましょう。先ほど紹介したYouTubeでの視聴が増えるのは自然の流れとして、よりタイムラグが抑えられることでライブ配信が盛んになることも予想されます。すでにライブ配信を始めている法人・個人は多く、ビジネスとしてより盛り上がりを見せることは容易に想像できます。
TwitterやFacebook、Instagramなどの主要SNSでも動画コンテンツが扱われる頻度が上がっており、15秒の動画をアップして楽しむ「TikTok」は10代を中心にユーザー数を着実に伸ばしています。企業の広告に限らず、個人ユーザーの間でも「動画」中心の発信が盛んになってきました。

一方、映画やドラマ、アニメ、ライブ映像などを提供する「Amazon PrimeVideo」「NETFLIX」「Hulu」といった有料動画配信サービスも急成長。2019年の利用調査では約23%の人が「利用経験がある」と回答しており、今後もテレビ局やコンテンツ会社が続々参入していくことが予想され、5Gによってますます視聴環境は改善されていくでしょう。

今後ますます、人々は好きな時、好きな動画を好きなだけ視聴できるようになり、生活により深く浸透していくことでしょう。

高画質、インタラクティブでさらに広がる表現力

5Gで動画視聴の環境がアップデートされることにより、超高画質4K・8Kや、VR動画といったリッチコンテンツも快適に視聴できるようになります。ライブ配信についても、これまでより画質が向上し、ライブ中に動きが止まったりコマ送りになるような事態も回避できるでしょう。ライブ配信側と視聴者側とのインタラクティブ(双方向)なコミュニケーションもスムーズになるのもメリットです。

視聴環境を快適にするだけではなく、Web動画などコンテンツの表現力を大きく広げることもできます。従来、動画は一方的に見せる役割でしたが、インタラクティブな表現を取り入れることで動画マーケティングの手法は多様化していきます。例えば視聴するユーザーがスマホ画面でタップすると動画内容が切り替わる仕様にすれば、分岐するストーリーを進めていくコンテンツが作成できます。また設問に答えていくで異なる結果が表示される診断コンテンツはWEBやアプリでも人気が高く、動画でも注目を集めるはず。さらにその選択したデータを検証すれば、コンテンツに対するユーザーの行動パターンを測定することも可能ですので、その実測データをもとに動画内容を改善していくこともできます。

こうしたユーザーの行動に合わせて情報を切り換わる新たな視聴体験は、動画マーケティングの可能性を大きく変えていくでしょう。プロモーションやマーケティングに関わる方で、もしまだ動画コンテンツが未体験という方は、小さい規模でも始めてみることをおすすめします。とはいえ、動画づくりはけして簡単ではなく、なんとなく作って編集したものなど誰にも見向きされません。クリエイティブや映像制作のプロに相談して、ユーザーが視聴したくなるテーマや仕掛け、最終的に目指すゴールへ到達してもらうためのストーリー作りも一緒に考えていくことが重要です。5G到来のチャンスをどうかお見逃しなく。