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暑中見舞いのノベルティTシャツを作ってみた

暑中見舞いのノベルティTシャツを作ってみた

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暑中見舞いのノベルティTシャツを作ってみた

毎年恒例の暑中見舞いのノベルティとして今年は弊社のキャラクター「めがみ」を使ったイラストTシャツを作りました。意外と一筋縄ではいかなかった今回のTシャツ作り。イラストレーターさんへの依頼〜修正〜サンプル作成〜完成までを解説します。

社内で企画する

まず社内でどんなものを作るか企画します。
これまでも何回かノベルティTシャツを作ってきた弊社。今年はコロナ禍で我慢することも多く何かとフラストレーションが溜まる…ということでスカッとするような蹴りを決めている「めがみ」ちゃんのイラストを使うことになりました。

イラストレーターさんに依頼する

テーマに合うイラストが描けるイラストレーターさんを探していきます。
今回は魅力的なキャラもの作品が多く今回のテーマにぴったりなイラストを描かれているうずたさん(@u_zuta)にお願いしました。

依頼書の作成

次にイラストの依頼書を作成します。描いて欲しいもの、完成のイメージなどを資料にしてイラストレーターさんと齟齬が生まれないようにしっかりと共有します。
依頼書でお願いしたのは大きくこの3つ

・「めがみ」が怒りながらハイキックしているところ
・夏っぽさを出すための水飛沫を散らす
・フルカラーで作成する

何度かやり取りしてイメージに近づけていただきできたラフがこちら。

躍動感あるポーズで色も爽やかです。かわいい!

インクジェット印刷でサンプルを作ってみる

ラフが仕上がったので早速サンプルを作ります。今回はフルカラーで印刷するためインクジェット印刷を利用します。インクジェット印刷を利用するのは今回初めてなのでどれだけ色味の再現性があるのかこの段階で確認しておいたほうが安全です。

そして届いたものがこちら。
あれ…?

デザインと見比べてみると全然色味が違います。そして、なんだかチープな仕上がり…。
元データがRGBなので多少色が沈むことは覚悟していたものの、ここまで色味が変わるのは想定外でした。それとインクジェット印刷だと生地が透けて見えるのでとっても安っぽく見えてしまいます。サンプルで確認しておいて本当に良かったです。

印刷方法をシルクスクリーンに変更

インクジェット印刷では求めてる色味を表現するのが難しいことが分かったので特色で刷れるシルクスクリーン印刷に変更することにしました。

イラストを清書してもらう

イラストについてはそのままで大丈夫そうなので清書をお願いしました。
シルクスクリーン印刷でTシャツを作る場合、一般的に色数が1〜3色に限られてくるため3色の着色に調整していただきました。

3色になってもかわいいです!

DICで色の選定をする

次にシルクスクリーンで使用する特色3色をDICを使って選定します。印刷したイラストにDICのチップを乗せて合いそうな色を選定します。

サンプルを作ってみる

前回の教訓を経て、今度もシルクスクリーン印刷でサンプルを作り色味を確認しました。
良い感じです!…が、少し水色が濃い印象です。しかしDICにはこれ以上薄い色はありません。

試しに水色を60%〜70%くらいに薄くできないか印刷所の方に無茶な相談をしてみたところ親切にも2パターンの色見本を送ってくださいました。
黄色が引き立ってスッキリして見える水色60%に決定です!

元の色と比べるとだいぶ薄くなりました。

Tシャツを注文

色が決まったので早速Tシャツを注文します。
注文して一週間ほどで完成したTシャツが届きました。
水色が爽やかな夏らしい色合いになりました!

ペーパータグの作成

最後にTシャツと一緒に贈るタグを作ります。イラストの靴の部分を使ってデザインしました。水飛沫はレトロ印刷さんのツヤプリで表現しています。メガホンカラーの黄色の紐を結んで完成です。

完成!

届いたTシャツとタグをセットにして…ついにTシャツが完成しました!
お世話になっている方々に随時お届けしていきます。