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参考にしたい!周年事業の動画活用事例とは?

参考にしたい!周年事業の動画活用事例とは?

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参考にしたい!周年事業の動画活用事例とは?

こんにちは。大阪・堂島のクリエイティブエージェンシー、株式会社メガホンです。

YouTubeで動画視聴をする人が増え、Facebook、Instagram、TwitterなどのSNSでも動画が多数シェアされる時代。当然のように、人々の動画を観る目はどんどん肥えていく一方です。

当然、企業がプロモーションを行う上でも、動画を利用することはもはや当たり前。それだけではなく、さらには質も問われるようになってきています。

企業の周年事業においても、メッセージを効果的に発信できることから、動画を採用するケースが増加しています。かつては「経営者の挨拶を映像で流すだけ」というシンプルなものでしたが、動画ネイティブ時代と言われるいま、どのように変わってきているのでしょうか?

周年事業で動画を活用するメリット

十年に一度、数十年に一度、さらに百年に一度の節目となる企業の周年事業。この貴重なタイミングを、当たり障りない式典や挨拶だけで済ませるのはもったいないことです。

周年事業は、従業員はもとより、その家族、お客様、取引先、株主などあらゆるステークホルダーに対し、改めてメッセージを発信することで自社のブランド価値をより高める絶好の機会。WEBサイトやパンフレットだけでは伝わらないリアリティを表現できる表現手段=動画が、具体的にどのようなメリットをもたらすのか、ご紹介していきます。

多くの情報をコンパクトに伝えられる

周年記念となると、企業としてはまさしく力の入れどころですから、自ずと発信する情報も多くなりがちです。Webサイトやパンフレットでは、どうしても写真やテキストで埋め尽くされ、ぎっしりと見づらくなりますが、動画であれば短い時間でコンパクトに情報を伝えることができます。動画は静止画の5000倍もの情報量を伝えられるといわれ、情報発信の手法として非常に効率的なのです。

リアルな表現でイメージしやすい

Webサイトに掲載された静止画の写真やテキストの情報、パンフレットの紙面だけでは、訴求力にも限界があります。動画であれば、映像と音声、効果的な演出を用いて、視聴する人にリアリティを感じさせ、興味関心をより高めることが可能となります。

観る人の感情に訴えかけられる

創業者が熱く理念を語る、歴代社長が力強く未来の展望を語る、働く社員が誇らしげに自社や製品の魅力について語る。こうした熱量を感じさせる効果も動画ならではの特性といえます。観る人の感情を動かす効果は、周年事業の盛り上げには欠かせない要素でしょう。

臨場感が伝わりやすい

構成や内容にもよりますが、自社のオフィスや事業所・工場・研究所といった施設を紹介する場合、動画を用いることで、現場の臨場感をダイレクトに伝えやすくなります。さらにはVRなどの技術を活用すれば、視聴する人があたかもその場所にいるかのようなリアルな臨場体験を提供することも可能です。

ネット経由で多くの人に伝えられる

周年動画をネットで公開すれば、オンライン経由で誰でも視聴できるようになります。自社の各拠点や取引先、お客様など、あらゆる人々のもとへ容易に動画コンテンツを届けることができる点も動画の強みでしょう。

周年動画のさまざまな種類

創業からの歩み、理念、ビジョン、トップからのメッセージなどが、周年記念動画のオーソドックスな構成ですが、最近は従業員の結束力やモチベーションを強化することや、外部へ向けて改めて自社の存在感や価値を伝えられるよう、表現や演出にさまざまなアイデアが施されています。いくつかの種類に大別してみましょう。

ダイジェスト

創業当時の様子からこれまでの歩み、創業者のエピソード、製品開発の舞台裏、未来へ向けたメッセージなど、周年記念にふさわしいコンテンツを網羅し、ダイジェスト的に伝えていく定番のスタイルです。年月の経過で薄れていく創業スピリッツを、全従業員に再度伝えることで、理念の継承を行っていく狙いです。

ドラマ仕立て

企業の伝えたいメッセージをただ長々と語っても、視聴するユーザーから飽きられてしまう可能性があります。その問題は、企業の理念や事業に対する想いなどをドラマ形式にして、誰もが楽しめるコンテンツに仕上げることで解決できるでしょう。創業者物語、開発プロジェクトなど、さまざまなテーマで考えられます。

テレビ番組風

著名人の密着取材やプロジェクトの舞台裏紹介、さまざまなテーマのバラエティ番組など、テレビで放映されている人気番組にあやかって、その構成や表現を借りて周年動画を作る方法もあります。認知度の高い番組が下地になるので親しみやすく、注目度も高まるでしょう。とは言え、あくまでパロディで許される範囲で参考にすることが注意点です。

経営者・社員登場

経営陣や実際に働く従業員が登場し、会社として結束力をアピールする動画です。100人の社員がそれぞれ会社の魅力を語る形式や、数年前に大流行した事業所単位でチームを組んでダンスを披露するスタイルも根強い人気です。撮影には非常に手間がかかりますが、働く人の顔が見えるため会社の活力がリアルに伝わるはずです。

スライドショー

会社が歩んできた歴史をスライドショーの形式で見せていくスタイルは定番中の定番です。創業当時の古めかしい写真から近代的なシーンへと徐々に移り変わっていく流れは、多くの人を引き込む面白さがあり、形式はシンプルですが、多くの企業が採用しています。歴史の浅い企業よりも、創業50年を超えるような老舗企業に向いているでしょう。

現場レポート

案内役となるナビゲーターが登場し、自社のさまざまな場所へ訪れて現場の状況を伝えたり、働く人にインタビューを行って話を引き出していくスタイルです。何よりも臨場感を伝えることが最大の魅力で、普段あまりお目にかかれない場所にカメラが入るなど、周年記念ならではの希少価値の高いコンテンツを盛り込むと、さらに効果的です。

参考にしたい周年動画

ユーザーの注目を集めるクオリティの高い周年動画を作るには、やはり事例を参考にするのが一番の近道でしょう。ドラマ風、スライドショー、レポート形式などさまざまなタイプをピックアップしましたので、ぜひご覧ください。自社の周年動画づくりのヒントが隠されているはずです。

スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社

コーヒーチェーンのスターバックスが日本での展開で15周年を迎えた際の記念動画です。全従業員に経営理念が浸透しているといわれている同社の強みをアピールするため、店舗スタッフが登場してお客様への感謝を伝える構成になっています。2分弱の短い動画ながら、コーヒーや店舗づくり、働く人への考え方が凝縮されている秀逸な作品です。

15th Anniversary Thanks Message | 15周年の感謝の気持ちをこめて

シヤチハタ株式会社

シヤチハタが、スタンプ台や朱肉の要らないスタンプ“Xスタンパー”の誕生から50周年を記念して公開したWEB限定ムービーです。50歳を迎えた伊藤さんのごく普通な毎日を、印影を人物にたとえた表現で描くハートフルな作品。名前の印影が画面にあふれかえる様子は実にユニークで、何でも観てしまいたくなります。

50歳の”不合格”

カゴメ株式会社

2019年に創業120周年を迎えたカゴメのダンス動画。おいしさと楽しさと健康を広くお届けし、未来へ向かって成長していくカゴメを表現した記念ソング「進めカゴメ」に乗せて社員がオリジナルダンスを踊り、120周年を盛り上げています。ダンス動画を通して全国各地の事業所、施設のネットワークの広さを伝え、働く人の同士の結束する力も後押しする内容になっています。

『進めカゴメ』120周年記念オリジナルダンスムービー

豊運輸株式会社

インターネットTV局による企業密着ドキュメントで、運輸会社の50周年記念のコンテンツとして制作されました。映像と写真、テロップを効果的に組み合わせ、プロのナレーターによる解説を交えて、会社の強み、サービスの特徴、他社にはない独自性をテンポよく紹介しています。

ねんどろいど(株式会社グッドスマイルカンパニー)

フィギュア商品の15周年を記念し、アニメーション制作スタジオに潜入するレポート形式の動画。レポーターが施設内を巡り、アニメーションがどのように制作されているのかを取材していく流れで現場の臨場感を伝える内容です。普段目にすることができない舞台裏をのぞく期待感があり、レポーターの力量によるところもありますが、約15分の長さを感じさせません。

【貴重映像】ねんどろいど15周年PV撮影スタジオ「ドワーフ」潜入レポート【グッスマTV!】青木瑠璃子

千葉市

2021年に市制施行100周年を迎えた千葉市の歩みを約15分にまとめたスライドショーです。歴史を感じさせるモノクロ写真を多様なエフェクトでつなぎ、軽快な音楽とナレーションで発展する市の状況を伝えています。画面下に常時年表が表示させることで今どの時代なのかすぐ把握しやすい工夫も嬉しい設計です。

千葉市市制施行100周年記念 これまでの歩みスライドショー(ロングバージョン)

まとめ

周年事業は、紙/Web/動画などあらゆるメディアで情報発信が行われますが、やはり動画の訴求力の高さは見逃せません。動画ならではの豊かな表現により、企業メッセージをより具体的に、より分かりやすく伝えることができる強力なツールといえるでしょう。

5Gの普及でネットワーク環境は飛躍的向上し、ますますユーザーのもとに届きやすくなります。あとは、いかに見てもらえるかのアイデア次第。周年記念を控えた企業担当者の方は、さまざまな事例を参考にしながら、早めに準備を始められることをおすすめします。

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