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【動画ヤロウ!!!】ゼロから始める動画制作(とことん編集編)

【動画ヤロウ!!!】ゼロから始める動画制作(とことん編集編)

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【動画ヤロウ!!!】ゼロから始める動画制作(とことん編集編)

こんにちは。大阪・堂島のクリエイティブエージェンシー、株式会社メガホンです。

初めての人向けに動画制作のポイントをお伝えします本シリーズ記事の第3弾は「編集編」です。「編集」とは、専用のPCソフトやスマートフォンアプリに素材を読み込み、必要な箇所を切り貼りし、加工して1本の動画にまとめる作業です。

今回は動画編集を行う上で知っておきたい基礎知識から、動画を1本編集するまでの流れを解説します。撮影とはまた違った難しさがある一方、編集技術を身につけると動画制作が数倍楽しくなります。ぜひ参考にしてみてください。

知っておきたい動画撮影の基礎知識

編集に関する用語は、作業を行うときは当然のこと、動画制作に関わる際にも頻度が高く登場するものが多いため、ぜひとも覚えておきましょう。「分割/トリミング」「エフェクト」といった作業に関する用語、「画面解像度」「フレームレート」など動画の数値に関する用語などがあり、ここでは最低限でも知っておきたい用語を基礎知識として解説します。

分割/トリミング

「分割」は指定したポイントで動画を2つに切り分けることです。一方、「トリミング」は英語の「Trim(=切りとる)」を意味する作業で、始点と終点を指定し、動画の一部を切り出すことです。この分割とトリミングを使って、動画の必要な箇所を残し、不要な箇所を削除します。

エフェクト

エフェクトとは「特殊効果」のことで、映像やテキストなどに動きをつけたり、光らせるなど、別のアクションを加えて動画にインパクトを与えます。音のエフェクトは「サウンドエフェクト」と呼ばれ、風や波などの効果音を加えて演出を行います。

クリップ

動画を作る際に「素材」となるものを総称して「クリップ」を呼びます。動画クリップ、音声クリップ、画像クリップなどに分かれ、それぞれをつなぎ、加工することで1本の動画が仕上がっていきます。

画面解像度

画面解像度は動画の詳細さを表すもので、縦横のピクセル数で表します。このピクセルが多いほど映像がきめ細やかな高画質になり、このピクセルの総数を画素数と呼びます。

動画制作において、基本となる画面解像度が以下の4つです。

・720×480(SD)

・1280×720(HD)

・1920×1080(FHD)

・3840×2160(UHD・4K)

現在主流の解像度は 1920×1080(FHD:フルハイビジョン)で、ほとんどのビデオカメラがこの解像度に対応していますので、編集時にはこのサイズにしておけば問題ないでしょう。最近ではテレビ、ビデオカメラともに3840×2160(UHD:ウルトラエイチディー・4K)にも対応してしてきていますので、より高解像度をめざす場合はこちらを選ぶことになりますが、その分、データ容量が大きくなりますので注意しましょう。

フレームレート

動画は「静止画を超高速で連続的に再生させたもの」であり、1秒間に何枚の静止画を再生するかを示す数値がこの「フレームレート」です。いわゆるパラパラマンガで例えると、「10秒で10枚をめくる」場合と「10秒で100枚めくる」場合では、後者のほうがなめらかなアニメーションになるでしょう。この動画のなめらかなを決める要素が、フレームレートなのです。

一般的には映画が1秒間24枚、テレビが30枚で、動画編集ソフトやビデオカメラでは24p、30pと表記されています。

ビットレート

1秒間のデータ転送量を「ビットレート」を呼びます。高画質にあれば高い数値になり、低画質になると少ない数値になります。視聴するデバイスや回線の速度によって、快適に視聴できるビットレートは異なり、インターネットで動画を配信する場合、ビットレートを高く設定し過ぎるとスムーズに視聴できない可能性も出てきます。インターネットで配信する場合は、いかにビットレートを抑えられるかがポイントになるといえます。

コーデック

「コーデック」とは英語で「Compression(圧縮)」と「Decompression」の(解凍)頭文字CoとDecをつないだ言葉です。容量の大きい動画を圧縮または復元する際に使用します。

コーデックを行わない無圧縮の動画はデータ容量が非常に大きくなりますので、特にインターネットでの配信では容量の圧縮をする意味で重要な意味を持ちます。

動画編集で準備するもの

撮影した動画や静止画、音声などの素材が用意できたら、あとはパソコンと編集ソフトを使って編集を行います。最近はスマートフォンのアプリでも動画編集は可能ですが、本格的な動画編集であればやはりパソコンと専用の編集ソフトを揃えたほうが良いでしょう。

パソコン

動画の編集では、大容量のファイルの読み込みや複雑な加工の処理を行う作業が発生するため、ハードディスクの容量やCPUの処理能力が重要です。動画編集を前提とした、スペックの高い機種を選びましょう。快適な作業環境を手に入れるなら、ノート型より圧倒的にデスクトップ型がおすすめです。どうしてもノートパソコンで動画編集をしたい場合は、外付けモニタをつなげて作業をすると効率よく作業が行なえます。

動画編集ソフト

次に編集ソフトですが、WindowsかMacOSで対応状況が異なりますので、必ず確認しましょう。無償版も出回っていますが、機能制限されている場合がありますので、編集作業をしっかり習得したい場合は有償版がおすすめです。

あると便利な周辺機器

動画編集を快適に行えるハイスペックのパソコンがあれば、基本的にその他の機器は不要です。しかし、作業に慣れてくると、より作業効率をアップさせたり、動画のクオリティを上げたい欲求が出てくるかもしれません。そんなときは、周辺機器の導入も検討してみてください。

モニタ

ノートPCやデスクトップのモニタ1台でも編集を行うことはできますが、1画面での編集作業はややストレスに感じられることがあるかもしれません。ノートPCに外付けモニタを接続、あるいはデスクトップで2台目のモニタをつなぐデュアルモニタの環境にすることで1画面を編集だけで使えるため、ウインドウの切り替えも減り非常に便利です。

トラックマウスボール

動画編集に数時間を費やす場合は、トラックパッドやマウスでは手首が疲労するでしょう。トラックボールマウスを使えば、作業中の手首や腕への負担げ軽減されるだけでなく、微妙な色補正の作業でも効果を発揮します。予算が許せばぜひ導入してみましょう。

マイク

音声は撮影中にすべて収録する場合は不要ですが、後から音声を追加したい場合(アフレコ)は、マイクも用意しておくことと良いでしょう。撮影用の外部マイクがあれば、それを転用できます。カメラの内蔵マイクだけでは雑音を拾ってしまうことがあるため、音声のクオリティにこだわる場合はマイクは必須です。

動画編集の主な流れ

動画の素材を取り込み、つないだり加工して、1本の動画に書き出す。これが動画編集の主な流れで非常にシンプルといえます。もちろん、素材の選び方、つなぎ方、演出など、専門的なテクニックが必要ですが、作業自体はそれほど難しく考える必要はありません。

1)素材データを取り込む

まずは動画編集ソフトを起動し、撮影した動画や差し込む静止画、音声データといった必要な素材を動画編集ソフトに読み込ませることから始めます。ソフトによってメニュー名は異なりますが、「読み込み」「アップロード」「インポート」等になるでしょう。

2)粗編集・仮編集を行う

次に取り込んだ素材をつなぎ、不要な部分をカットする作業に移ります。最初は加工や合成のことは気にせず、使える素材を選別していくようにしましょう。これが粗編集です。続いて細かく必要な動画のつなぎやカットを重ねていきます。これが仮編集となり、テロップや音声が抜けているものの、ほぼ本番に近い形にしていきます。これで動画のストーリーが決まりますので、非常に重要な工程といえるでしょう。慣れてくれば、効果音やBGMなどの音声も組み込んでも構いません。

3)細かい加工を行う

仮編集が完了したら、テロップ(字幕)や静止画の素材を挿入していきます。アニメーションやCGもこのタイミングで組み込みましょう。さらに、さまざまなエフェクト機能を使うことにより、多彩な演出を行うことができます。このエフェクトも動画のクオリティを左右する大きなポイントといえます。

4)音入れ・音声の編集

続いて効果音やBGMなど音声を組み込んで編集します。音声については、挿入していくだけはなく、全体的なボリュームの調整や聞きづらい箇所があれば処理を行います。

サウンド専門のスタジオがあるように、音声の編集作業も専門的です。本格的な動画制作の場合は、プロに依頼するのも得策でしょう。

5)動画データを書き出す

最後に動画を1本のデータにして書き出す作業(レンダリング)で仕上げとなります。ソフト上で編集した動画データはあくまでそのソフト用の形式ですので、用途に合わせた形式で書き出す必要があるわけです。例えばWindowsであれば「AVI」「WMV」、Macであれば「MOV」、汎用性のある形式では「MP4」など。このタイミングで、解像度やフレームレートを指定することが可能です。

まとめ

おおまかではありますが、以上が動画編集の基礎的な流れです。

まずは編集ソフトに慣れることが大事なので、とにかく撮影した素材を取り込んで、継ぎ接ぎでも良いので編集を実際にやってみましょう。最初は無償版で始めて、機能を覚えてある程度使いこなせるなったら有償版にアップグレードしても良いでしょう。人気ユーチューバーでも、「習うより慣れろ」の精神で編集技術を身につけています。とにかく1本、2本と作ってみてはどうでしょうか。

「動画の編集には熟練した技術が必要。やっぱりプロに任せたほうが質の高い動画になりそう」と思われた方は、制作会社に相談してみるのもありです。きっと「経験の差」を実感されるでしょう。