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人材採用サイトに載せるべき10のコンテンツと作り方のポイント

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採用サイトは、求職者に自社の魅力を伝え、自社が求める優秀な人材を獲得するために必要不可欠なツールです。しかし、どのようなコンテンツを載せるべきか、どのように制作すべきか悩むことも多いでしょう。他社を参考にして考えても、「本当にこれで良いのか」と迷われている方もいらっしゃるかもしれません。

本記事では、人材採用サイトに載せるべき10のコンテンツと、その作り方のポイントについて解説します。自社の魅力を最大限に伝え、応募者の心をつかむ採用サイトを作成するヒントが詰まっていますので、ぜひ最後までご一読ください。

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採用サイトのコンテンツの選び方

採用サイトのコンテンツを選ぶ際は、求職者が知りたい情報を優先的に取り上げることが重要です。自社の魅力を最大限に伝えるために、以下の5つの観点からコンテンツを選びましょう。

1)求職者の興味・関心に合致するか

求職者が知りたい情報や、求職者の関心事に合ったコンテンツを選ぶことで、求職者の興味を引き付けることができます。

2)自社の強みや特徴が伝わるか

自社の強みや特徴を明確に伝えることができれば、求職者に対して自社ならではの魅力をアピールできるでしょう。

3)他社との差別化ができるか

他社との差別化を図るコンテンツも優位性を伝えるために不可欠です。明確が違いを示して、求職者に自社の独自性を印象付けましょう。

4)求職者の不安や疑問を解消できるか

求職者が抱きやすい不安や疑問を解消するコンテンツ選びも忘れてはならないポイントです。応募へのハードルを下げることができます。

5)エントリーへの動機づけができているか

求職者のエントリー意欲を高めるコンテンツができれば、応募者数の増加につなげることができるでしょう。

コンテンツの選定は、採用担当者だけでなく、人事部門や現場の社員を巻き込んで行うことで、多角的な視点を取り入れることができます。

成果につながるコンテンツ設計の方法

採用サイトのコンテンツを設計する際は、求職者の行動を意識することが重要です。応募に至るまでの求職者の心理や行動を理解し、それぞれの段階に合ったコンテンツを用意することで、応募率を高めることができます。

【関連記事】【2024年版】人事・採用担当者必見!採用サイトランキングから解き明かす好感度アップの秘訣

興味関心層:自社に興味を持ってもらうためのコンテンツ

・会社概要や事業内容、社員インタビューなど、自社の魅力を伝えるコンテンツを用意することで、求職者の興味を引き付けることができます。
 ・社員の生の声を伝えるコンテンツは、求職者に自社で働くイメージを持ってもらうのに効果的です。

検討層:自社で働くイメージを持ってもらうためのコンテンツ

・社長メッセージやトップインタビュー、キャリアパスなど、自社の将来性や働く魅力を伝えるコンテンツを用意できれば、求職者の応募意欲を大いに刺激できます。
・具体的なキャリアパスを示すことで、求職者に自社で長期的に働くイメージを持ってもらうことができます。

応募層:応募に必要な情報を提供するコンテンツ

・募集要項や選考プロセス、よくある質問など、応募に必要な情報を分かりやすく提供することで、求職者の応募を促すことができます。
 ・エントリー方法を明確に示し、応募しやすい環境を整えることが重要です。

また、コンテンツ同士の関連性にも気を配り、求職者が自然な流れで情報を得られるような設計を心がけましょう。例えば、社員インタビューの中でキャリアパスに触れ、キャリアパスの詳細はリンクで別ページに誘導するなど、コンテンツ間の導線を意識することで、求職者の滞在時間を長くすることができます。


では、ここから先は実際に各コンテンツの内容について詳細に解説していきます。

会社概要

会社概要は、求職者が応募先の企業を理解するために欠かせない情報です。自社の理念やビジョン、沿革、事業拠点などを分かりやすくまとめましょう。

・会社の基本情報(社名、所在地、設立年、代表者など)
・企業理念やビジョン
・会社の沿革や歴史
・事業拠点や海外展開
・従業員数や組織構成

会社概要は、求職者に自社の全体像を伝える重要なコンテンツ。情報を簡潔にまとめ、視覚的にも分かりやすく伝えることが大切です。

事業内容

自社の提供するサービスや製品、ターゲット顧客、提供価値を詳しく説明するコンテンツです。求職者が自身のスキルや経験を活かせる事業かどうかを判断する材料になります。

・提供するサービスや製品の詳細
・ターゲット顧客や市場
・自社の強みや特徴
・事業の将来性や展望
・事業実績や顧客からの評価

単に事業の内容を羅列するだけでなく、具体的な数字やデータを交えて説明することで、説得力を高めることができます。専門用語には補足説明を加え、求職者が理解しやすいように工夫しましょう。

社長メッセージ

会社のトップである社長からのメッセージは、経営理念や方針を直接伝えるコンテンツです。影響力が高く、求職者に自社の魅力や将来性をアピールする絶好の機会と言えます。

・社長の経歴や人柄
・経営理念やビジョン
・会社の強みや差別化ポイント
・今後の事業展開や目標
・求職者へのメッセージ

文章だけでなく動画で発信することも効果的です。社長の言葉を直接、表情や仕草も含めて聞くことにより、求職者は社長を通して会社の雰囲気や文化を感じ取ることができるはずです。

トップインタビュー

社長メッセージより、より社長自身の考えを深掘りし、会社の方向性や魅力を詳しく伝えるコンテンツです。社長メッセージと同様に、動画での発信も効果的ですが、長くなりすぎると視聴機会が減るため、ダイジェスト版としてコンパクトにまとまった構成が良いでしょう。

・会社設立の経緯や想い
・事業の強みや競合優位性
・今後の事業戦略や目標
・経営における大切にしていること
・求職者に期待すること

トップインタビューは、社長の人となりや経営哲学を伝える貴重な機会です。聞き手はある程度経験を積んだ人選を行い、質問を工夫して、社長の想いを引き出すことが重要です。

社員インタビュー

現場で働く社員の声は、会社の魅力や働く環境をリアルに伝えられるコンテンツです。求職者は、自身と重ね合わせて、働くイメージを膨らませやすくなります。

・仕事内容やおもしろさ
・入社の理由や入社後の成長
・社風や職場の雰囲気
・仕事のやりがいや挑戦
・求職者へのメッセージ

さまざまな部署や職種、世代の社員を取り上げることで、多様な視点から会社の魅力を伝えることができます。社員の生の声をどう引き出し、どのように共感を生むストーリーを描くかが、このコンテンツを活かすポイントといえます。

【関連記事】求職者の意欲を高める採用サイトの効果的な社員インタビューとは?

キャリアパス

自社で働くことで得られるキャリアの選択肢や成長機会を示すコンテンツです。求職者は、自身のキャリア形成をイメージしながら、働くことでどのようにキャリアを磨くことができるのかを感じ取ることができます。

・入社後のキャリアステップ
・部門や職種のローテーション
・マネジメントへのキャリアアップ
・スペシャリストとしてのキャリア
・社員のキャリア事例

求職者の長期的なキャリア形成をサポートする自社の姿勢を示すコンテンツです。実際の社員のキャリア事例を交えることで、より具体的なイメージを伝えることができます。

募集要項・福利厚生

求職者が応募を検討する際に必ず確認する、必須情報を提供するコンテンツです。募集職種や応募資格、待遇などを明確に伝えることで、求職者の不安を解消し、応募へのハードルを下げることができます。

・募集職種と応募資格
・給与や諸手当
・勤務地や勤務時間
・休日や休暇制度
・福利厚生サービス

募集要項・福利厚生は現状の情報から流用することが多いですが、求職者の立場に立って、分かりやすく伝えることが大切です。誤解されるような記載がないか、また自社の魅力的な待遇や福利厚生を強調できているかを吟味し、求職者の応募意欲を高められるように心がけましょう。

教育・研修制度

自社で働く社員の成長をサポートする仕組みを紹介するコンテンツです。求職者は、自身のスキルアップや能力開発の機会を求めて、教育・研修制度を重視します。

・新入社員研修や階層別研修
・職種別や専門スキル研修
・OJTやメンター制度
・自己啓発支援制度
・資格取得サポート

教育・研修制度は、自社が社員の成長を支援する姿勢を示すコンテンツです。体系的な研修プログラムや、先輩社員からのサポート体制を紹介することで、求職者に自社で働く魅力を伝えることができます。

数字で見る企業の魅力

数字で見る企業の魅力は、自社の業績や成長性、社員の定着率など、客観的なデータを示すコンテンツです。求職者に自社の将来性や働きやすさをアピールすることができます。

・売上高や利益の推移
・市場シェアや顧客数
・社員数や平均勤続年数
・有給休暇取得率や残業時間
・社員満足度調査の結果

数字で見る企業の魅力は、自社の強みを客観的に伝えるコンテンツです。データを視覚的に分かりやすく示すことで、求職者の興味を引き付けることができます。

よくある質問

求職者の疑問や不安を解消し、エントリーへの障壁をなくすためのコンテンツです。他のコンテンツに比べると地味な印象かもしれませんが、求職者はすべての情報を見ているわけではなく、疑問や不明点があるとこのページを確認しますので、見られる機会はけして少なくありません。応募前の段階で求職者が抱きやすい質問を取り上げ、丁寧に回答しましょう。

・選考プロセスや選考基準について
・入社後の研修やサポート体制について
・働く環境や社内制度について
・キャリアパスや成長機会について
・転勤や海外赴任の可能性について

何よりも求職者目線で情報を整理し、分かりやすく伝えることが大切です。回答は簡潔かつ具体的に、求職者の理解を助ける情報を盛り込むことが重要です。

採用サイトのコンテンツを制作する際のポイント

採用サイトのコンテンツを制作する際は、求職者に自社の魅力を効果的に伝えるために、以下の点に注意しましょう。

1)求職者目線で情報を整理する

・求職者が知りたい情報を優先的に取り上げ、分かりやすく伝えることが重要です。
・専門用語には補足説明を加え、求職者の理解を助けるようにしましょう。

2)文章だけでなく、写真や動画も活用する

・写真や動画を使うことで、求職者に自社の雰囲気や社員の姿を生き生きと伝えることができます。
・ビジュアル要素を効果的に使うことで、求職者の興味を引き付けることができます。

3)社員の声を積極的に取り入れる

・社員インタビューや座談会など、社員の生の声を伝えるコンテンツを取り入れることで、求職者に自社の魅力を実感してもらうことができます。
・社員の言葉を通して、自社の文化や働く環境を伝えることができます。

4)データや事例を交えて、説得力を高める

・数字やデータ、具体的な事例を交えることで、自社の強みや特徴を客観的に伝えることができます。
・説得力のあるコンテンツを作ることで、求職者の信頼を得ることができます。

5)読みやすい文章を心がける

・簡潔で分かりやすい文章を心がけることで、求職者に情報を的確に伝えることができます。
・長い文章は避け、適度に改行を入れるなど、読みやすさに配慮しましょう。

6)全体の構成やデザインにも気を配る

・コンテンツの配置や構成を工夫することで、求職者が情報を探しやすくなります。
・デザインに統一感を持たせ、自社のブランドイメージを伝えることも大切です。

コンテンツの制作は、採用担当者だけでなく、人事部門や現場の社員、人材採用に強いライターやデザイナーと協力して進めることで、より効果的なものにすることができます。

採用サイトのコンテンツのチェックリスト

採用サイトのコンテンツが完成したら、以下のチェックリストを用いて、内容や構成を確認しましょう。

【設計】
[ ] 求める情報にたどり着きやすい導線になっているか
[ ] スマートフォンでストレスなく閲覧・操作できるか
[ ] 求職者が知りたい情報が順序立てて配置されているか

【情報】
[ ] 求職者が知りたい情報が網羅されているか
[ ] 自社の魅力や特徴が伝わるコンテンツになっているか
[ ] 会社を理解するために必要な情報量があるか

【デザイン】
[ ] 写真や動画は、効果的に使われているか
[ ] 新卒・キャリアや職種などに合ったトーンになっているか
[ ] 全体の構成やデザインに統一感があるか
[ ] コーポレートサイトとイメージが剥離していないか

【表現】
[ ] 文章は読みやすく、分かりやすい表現になっているか
[ ] 社員の声が生き生きと伝わるコンテンツになっているか
[ ] 採用情報は、求職者の疑問や不安に答えられているか

採用サイトのコンテンツの質を高め、求職者に自社の魅力を効果的に伝えるため、ぜひチェックリストを活用してください。

採用サイトのコンテンツ制作を成功させるポイント

コンテンツ制作を成功させるためには、以下のポイントに注目しましょう。

◎最近入社した社員の意見を集める

採用サイトのコンテンツ制作には、最近入社した社員の意見を取り入れることが効果的です。入社前に感じていた不安や、入社後に感じたギャップなど、生の声を参考にすることで、求職者により共感を持ってもらえるコンテンツを作ることができます。

・入社前の不安や疑問を聞き、コンテンツに反映する
・入社後に感じたギャップや驚きを取り上げ、求職者の不安を解消する
・社員目線で、自社の魅力や働きやすさを伝えてもらう

◎公開した後も定期的に改善を行う

採用サイトのコンテンツは、公開した後も定期的に改善を行うことが重要です。求職者の反応や応募状況を分析し、コンテンツの効果を検証しましょう。また、社内の変化や採用方針の変更に合わせて、コンテンツを更新することで、常に最新の情報を提供することができます。

・アクセス解析を行い、求職者の行動を分析する
・応募状況を確認し、コンテンツの効果を検証する
・社内の変化や採用方針の変更に合わせて、コンテンツを更新する

◎採用サイトのコンテンツ制作に強い制作会社に依頼する

採用サイトのコンテンツ制作には、専門的な知識やスキルが必要です。自社だけでは対応が難しい場合は、採用サイトのコンテンツ制作に強い制作会社に依頼することをおすすめします。制作会社の経験やノウハウを活かすことで、より質の高いコンテンツを作ることができます。

・採用サイトの制作実績がある会社を選ぶ
・自社の採用方針やターゲットを伝え、コンテンツの方向性を共有する
・制作会社と密にコミュニケーションを取り、質の高いコンテンツを作り上げる

◎参考になる採用サイトをピックアップする

効果的な採用サイトのコンテンツを制作するためには、他社の優れた採用サイトを参考にすることが役立ちます。以下のような方法で、参考になる採用サイトをピックアップしましょう。

1)就活生からヒアリングする

・就職活動中の学生に、印象に残った採用サイトや、良いと感じたコンテンツについて聞き取りを行う
・就活生の目線で、魅力的な採用サイトの特徴を分析する

2)まとめサイトで情報収集する

・就活関連のまとめサイトや、採用サイトのランキングサイトを活用し、優れた採用サイトを探す
・業界や企業規模など、自社に近い企業の採用サイトを中心に情報収集する

3)サイト制作のパートナー会社から実績を見せてもらう

・採用サイトの制作実績がある会社に、過去の制作事例を見せてもらう
・他社の採用サイトを分析し、効果的なコンテンツや構成を学ぶ

参考になる採用サイトをピックアップすることで、自社の採用サイトに取り入れるべきポイントや、改善すべき点を明確にすることができます。他社の優れた事例を参考にしながら、自社の採用方針やターゲットに合ったコンテンツを制作していきましょう。

まとめ

人材採用サイトに載せるべき10のコンテンツと作り方のポイントについて解説してきました。自社の魅力を最大限に伝え、優秀な人材を獲得するためには、会社概要や事業内容、社風など自社の基本情報を分かりやすく伝え、トップインタビューや社員インタビューを通して自社で働く魅力を具体的に示すことが重要です。また、募集要項や選考フローを明確に伝え、求職者の不安を解消することも欠かせません。

数字や事例を交えて自社の業績や社員の活躍をアピールし、採用担当者からのメッセージで求職者との共感点を見出すことで、応募者の心をつかむ採用サイトを作成することができるでしょう。最近入社した社員の意見を取り入れ、公開後も定期的に改善を行うことで、より効果的なコンテンツを作ることができます。必要に応じて、採用サイトのコンテンツ制作に強い制作会社に依頼することも検討しましょう。

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